朝のながめ ー竹本ゆき子さんの器ー


昨日は朝から秋晴れで、起きたら気持ちよい日差しが家の中にさしこんでいました。
とても簡単なものですが朝のご飯を盛っている時、
竹本さんの器は、朝に特別な表情を見せてくれる「朝の器」かもしれない。
ふとそんなことを思いました。


夜のライトの下でももちろん変わらず素敵なのですが、
やわらかい光の下で竹本さんの器はきらきらしながら、お料理が盛られるのを待っています。
まるで器が呼吸をしながら、外と世界とともに変化し、
目の前に隠れていた豊かさに気づかせてくれているような気さえします。


土の質感を生かす、
というとごつごつしたイメージがありますが、
竹本さんは女性らしい細やかさで、土の繊細な質感や釉薬との複雑な調和を引き出しています。
お料理を盛るのにちょうどよい大きさや形も女性らしい気遣いで、使う程に気持ちがよい。
とくに時間をかけて料理をした時には、ひと時の幸せ感を盛り上げてくれます。


来週末11/19(土)〜、当店初となる竹本ゆき子さんの個展です。
小さな空間が竹本さんの魅力でぎっしり詰まった展示になることを、
とても待ち遠しく思っております。


みなさま、どうぞたのしみにお待ちください。
※ 個展ご案内ページ
http://www.ku-ne.com/page/main/exhibition/1111/exhome.html