すてきなはじまり
竹本ゆき子さんの個展、始まりました。
できるだけシンプルな素材を使いながら、
窯での焼き方で異なった表情を引き出していきたいと語られる竹本さん。
今回、さまざまな仕上がりのうつわに出会える豊かな展示となっています。
こちらは粉引の白化粧部分に縮みが入り、
細かな貫入のような模様が浮かび上がっています。
繊細な景色に見飽きません。
常設展示でも置かせていただいている竹本さんの片口小鉢も、
今回は4つの表情で見せてくれました。
雰囲気のある粉引、同じ素材ながら焼き方で黄みがかったものと緑に彩られたもの、さわやかな灰釉。
4つ、と言ってしまいましたが、1点1点趣が異なり、
うつわの数だけ魅力があります。
飯碗や猪口、湯のみなど。
薪窯による碗は、土の風合いに心を奪われます。
鉢や石皿、皿もあります。
今日は久しぶりにあの料理、作ってみようかな。
自然とそんな気持ちが生まれていました。
今回初、白き粉引も。
色のある中の白いうつわもまた新鮮で美しいです。
じっくり時間をかけて生まれた、力作揃い。
このうつわをじっくり使っていきたいと、
思って頂けるような作品が並びました。
ひとりでも多くの方に、1つ1つのうつわが繋がっていったら嬉しいです。
まずは手に取ってみてくださいね。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。