「コトリ」に会いに

府中市美術館へ

「動物絵画の100年」 →4月22日まで
京王線の車内ポスターの
「コトリ」(と、勝手に呼んでいる)ー長澤蘆雪「群雀図」
(開かれたページの一番上にある絵)
に惹かれ、見に行きました。


この絵を見ていると、
チュン チュチュン チュン チュチュチュン..
と、
鳴き声が聞こえてくるようでした。
雀の世界、
がすぐそこに広がって見えるんですね。
動物をペットにする習慣などなかった時代ですが、
この展覧会で「会った」動物たちは、
描かれた身近な動物たちはとても愛らしかったり、
のびのび描かれおかしみがありました。
そして、
実際のイヌヤネコなどの動物を前にした時
ついつられて笑ってしまうことがあるように、
絵を見ているだけでも、
思わず微笑んでいました。
(解説:一人で見に行っていたので、
一人でニッコリ、していた事になります。)


見ていてとても楽しかったのは、
そこには画家たちの身近な生き物へのあたたかな視線や、
西洋の技法は流入してきた時期であるからこそ
技法という表面的な表現に関わらずに
その動物の愛らしさをどう描くかを画家たちが模索している、
そんな強い姿勢があったからだと思います。



入館料、大人600円。
安いです。
私の場合は、往復運賃の方がずっと高くなってしまいました。


とてもよい展覧会だと思います。
(安いから、ではないですよ。念のため..)