<ご連絡>

パソコンの修理も終わり、
心おきなくメールのご返信もできるようになっております。
HPの更新も、徐々にしていこうと思いますので、
よろしくお願いいたします。


さて、ほとんどつながりのない私事ですが、
私は「電報」、と聞くだけでちょっと抵抗感を覚えてしまいます。
それは、小学生の頃。
外出先の母から電話がかかってきて、
だいぶ長いフレーズ(ほんと、お手紙みたいな長さに感じました)をメモさせられ、
母に代わって私が、電報をうたなくてはならなくなりました。
当時は本当に、わけがわからず、
「でんぽう」の意味さえわからず、
言われたとおりに電話をかけるのに、もう必死でした。


そんな私も、
最近になって、仕事でよく電報をうつようになりました。
思いがけず、電報で楽しみになっているのが、
一つひとつの言葉を確認するために電話口の担当者が、
アメリカのア、リンゴのリ、ガッカリのガ、トトロのト、ウランのウ、ですね?」
などと、いちいち言ってくれることです。
電話口で一つひとつの言葉を正しく聞きとろうとし、
何の感情も含まない発音に、
言葉そのものが持つ「響き」再発見できるのです。
とくに、
たとえば「ちょうちょ」のように、
今の自分自身の日常の領域から遠い言葉であるほど、
新鮮な再発見になります。
「あ、この言葉、すてきだったんだ」と。


電話口で誰にもすぐわかりやすい言葉でないと逆に混乱してしまうので、
何かマニュアルがあるんでしょうね。
でも、自分がもしNTTの電報担当になったら、
楽しくステキな言葉遊びをしてみたい、とこっそり思います。