時には本の話

器屋がする本の話。
(ほどほどにお読みください。)


私は、本を読む、といえば小説が主です。
最近は読みたい本がなかなか見つけられず、
その中で見つけた気になる本。

小川洋子さんの「物語の役割」。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/monogatari/
この本では、
小説の一つの基準が見えるような気がします。
(まだ買っても、読んでもいないのですが。)


小説や映画で、“感動もの、泣けるもの“
というくくりが簡単に使われています。
そういうものの中にも、すごいものがあるかもしれませんが、
普段はあまり興味を惹かれません。
おそらく器界でそれに準ずる言葉が
「シンプルな器」ということになるのでしょう。
宣伝のための専門用語。(←小声で言う、私の勝手な解釈です。あしからず)


器でも小説でも、
安っぽいものとそうでないものという基準には、
通じるものがあると思うのです。

(結局、器の話に収束していくのでした。)