春色空音

小鉢展、始まりました。

大きめの地震があった中、初日・2日目とお出かけくださりありがとうございました。
この展示をきっかけに、
地震後初めてお会いできる方や初めて階段を5階までのぼって来てくださった方、
またブログを見てくださる方々がいてくださることは本当に嬉しいです。



展示は、お使いになる方それぞれにたのしんで頂けそうな、
4人の陶芸家による小さな器がずらり。
いろいろな色で店内は明るく華やいでいます。





(左)竹本ゆき子さんの灰釉の片口。愛らしい大きさ。
(右)久しぶりの石田誠さんの南蛮焼締に嬉しくなります。中ぐらいのすり鉢も。



(手前右)吉田直嗣さんののびやかな黒い小鉢。白の小鉢もありますが、こちらは驚く程端正。
(手前中央)川口武亮さんの粉引の三島。作り手らしい若々しさにあふれています。



↓展覧会中、皆さまの分を取っておかないといけないのですが・・
この三島を使ってみたくて、1つだけ自分用にさせてもらいました。
瑞々しくて、この愛らしさは使う人に媚を売るような嫌味がありません。
普通に食べたいものが食べられることを噛み締めながら、
フルーツやヨーグルトをたくさん盛って頂いています。



中には、小鉢ではないものも。

竹本さんの灰釉粉引の鉢。

石田さんの紅毛手の飯碗。飯碗は竹本さんのもあります。

川口さんの三島の豆鉢。実際はどれぐらいの大きさでしょう?


石田さんの注器。
南蛮の花器は、野の花をざっと飾り気なく生けたくなります。
都心では、道端でそういう草花に偶然出会うことが少なく残念です。


ちなみに石田さんはどんな展示のときも、必ず花器として使えるものをいれてくれます。
グループ展の時でも展示の構成まで意識されていることを実感します。
といっても全ての作り手がそうあって欲しいということでなく、
いろんな作り手がいてくれて丁度いいなと思います。



かごもぜひのぞいて見てくださいね。

実はかごの中身、日替わりで入れ替えています。
展示期間中に毎日おいでくださる方は0人と思われますので、
入れ替える意味はないのですが、私自身の楽しみです。


23・24日はしとしと雨が降りそうです。
外で過ごしにくい分、器をゆっくりご覧になってひと時をお過ごし頂けたらなと思います。


※ブログに掲載している器の中には品数が少なくなっているものもございます。お品切れの際はご了承くださいませ。


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