12月の常設展

11月の竹本ゆき子展へお出かけくださった皆さま、
お気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました。


早くも12月、
街のあちこちがきらきらとした装いになってきましたね。

空音は今、
にぎやかな外の世界が遠い世界に感じられるような、
そして冬のお日さまそのままのような、
落ち着いたやわらかな印象の冬の展示となっています。



冬の日の午後3時すぎはもう夕方の光で、
意図せずしてレトロな雰囲気の写真になってしまいましたが、
最近入荷した器のほんの一部をご紹介します。



まずは、個展以降もご覧いただける竹本ゆき子さんの器です。


冬の日にしっくりとなじむ粉引の器。
釉の流れによる落ち着いた表情が味わい深いです。


こちらは猪口(直径9cm×高さ6.5cm)¥2100
この粉引は、お茶やコーヒーの色と本当に相性がよいなと思います。


愛らしいお湯のみ。

小煎茶碗(直径9cm×高さ6cm) ¥1890
これよりも少し多めにはいる、
ころりとした丸碗(直径10cm×高さ6.5cm ¥2100)もあります。



続いて、藁灰釉粉引。
寒い季節にぴったり、お鍋の取り皿にも、と作られた器です。

片口小鉢(直径約13cm×高さ2cm)¥2310
もちろん鍋物だけでなく、季節の野菜などもよく映えそうですね。



こちらは飯碗。

(直径13cm×6cm) ¥2625
自然な釉薬の流れをとどめ、やわらかな色合いと表情に惹かれます。




先週末には、岡田直人さんの器も届きました。
工業製品のようなデザイン性に、手仕事でしかない跡をさりげなく残す、
他にないバランスの器たちです。



落ち着いたクリーム色に仕上がっている灰釉の器。

灰釉 ボウル(直径10cm×高さ7.5cm)¥3465
削がれたラインと、とろりとした自然な釉調。
いいですね。



こちらはとても岡田さんらしい藁灰釉の器。

藁灰釉 猪口(直径5cm×高さ7cm)¥4200
佇まいを感じさせる貫入、藁灰釉の引き出す質感。
時を経たような雰囲気がとても素敵です。
使う程にお茶の色などが入り、使うほど育ってゆくたのしさもあります。
貫入の入り方には個体差があるので、お好みの感じをじっくりご覧ください。



猪口・小(直径4.5cm×高さ6cm)¥3150
とてもとても、愛らしいサイズです。
煎茶や濃いめのコーヒー、中国茶、また日本酒などに。
小さなお花をそっと生けたりるのも素敵です。



その他、鉢やお皿なども入荷しています。
気になるお品はお取り置きなども承りますので、メールでお知らせください。
慌ただしい師走ですが、ぜひ静かな店内でゆっくり器をご覧になってください。
皆さまがひと息ついていかれるような場となれたら、とても嬉しいです。