はんぱもの - 7月− 

青い空、セミの声、まぶしい太陽。
夏ですね。



大学が夏休みになり、街全体が少し落ち着ついた雰囲気の早稲田です。
この街で週末は器を眺め、囲まれ、電線に止まるスズメと戯れ、
空音は静かで気持ちのよい夏を迎えています。



そんな中、ブログで敢えて紹介したいと思ったものがありました。
はんぱもの、です。
お店に残っている、最後の1点の器のことです。



どうしても最後の1点は、
2点以上揃えて欲しい、というご希望には添う事ができませんでした。
でも、仕上がりは他の器と同じように悪くなく、
1つの大切な器に変わりありません。
むしろ最後の1点は、どんな方に使って頂けるかなと思い入れが強くなっていきます。



そんな今日のはんぱのは、
石田誠さんの紅毛手のリム皿(税込3,888円)です。

艶がありながら、とろみも感じるような白い磁器は、
直径15cmほどの大きさ。
何でも美味しそうに盛ってくれる余白のある器は、
使う程くせになっていきます。
取り皿に使い勝手の良さそうなサイズですが、
少しおやつををのせてみました。
2人分ぐらいのお茶のお供に、意外とちょうどよい。
今の季節は、桃やぶどう、プラムなど、
色のきれいな果物もきっときれいです。



はんぱものについて、また時々のせてみたいと思っています。
器たちは、いつでも皆さまに見出して頂ける事を楽しみにしています。