新しい、夏のはじまり

こんにちは。

最近東京は、涼しい日が続いております。
私はいつからか、夏が嫌い、夏は苦手と、事あるごとにつぶやくようになっていました。涼しい夏を望んでいたはずですが、東京はここのところ涼しい日続き。意に反して、何か燃焼不良でくすぶっているような、もやもやした夏を迎えています。
それで、ふと思うのは、夏の暑さはそれだけで人の好き嫌いを超えたところにあるものだったんだという、あたりまえの事。
猛烈な強い日射しと暑さにまいってしまい、「やだやだ」といいながらも、それだからこ何でもない事も色鮮やかでキラキラして。照りつけるような日射しでいつもグレーな東京も色鮮やかで、気持ちまで昇華してしまい、癒されてすらいたのかもしれない、と感じたりして。夏ってそんなに悪くない。


この夏日記を書かない間に、器の買い取りや展覧会で、いつもお世話になっている陶芸家Y氏・K氏(お会いした順。本当は、アルファベットの必要もないんです)とお会いする機会がありました。昨年あたりから器界全体の停滞感を感じ、私はどこか晴れない気持ちをひきずっていました。私以上に、おそらく作り手の方々の多くが先の見えない閉塞感の中で複雑な思いと向き合う、きつい時期だったこと思います(今もそうともいえるし、器界に限った事ではないかもしれません)。
でも、立て続けにお二人の作品を拝見して、気持ちが少し軽やかになりました。先があやふやだからこそ、強くしなやかな意思で先へ進もうとする人がいる。言うまでもありませんが、2人に限った事ではなく、作り手の意思やその核が器というかたちになって表れます。新しい試みから生み出されたものは、力強さが宿るもの。いつでも人は先へ進んでいこう、その人なりの答えを見つけていこうとするもので、器も道具であると同時に作り手そのものです。音楽などと同じように。今、作り手が多く存在しすぎである向きもありますが、その辺りは使い手の皆さまのあたたかく強い意思で、有名無名に関係なく器を選んでいって頂ければと切に思います。弊店もそのお手伝いができるようなお店でありたいです。
もうすぐ弊店は、3周年を迎えます。特別派手なことはできませんが、少しばかり特異な弊店を支えてくださる皆さまに、感謝の気持ちとともに、ちいさなおもてなしをしたいなと思っております。いつものように、ぎりぎりのご案内になりそうですが、しばらくお待ちくださいませ。普段DMをお届けしていない方でDMご希望、という喜ばしい方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊店HPよりお気軽にメールください。


最後に、嬉しいご案内がございます!
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