AUTUMN MARKET 前夜















3連休の始まりは雨のようです。
久しぶりにしっとりした雨もよいなと思いますが、天気予報がひっくり返されたような青空になりますようにと願いながら、サッカーのテレビ中継を横目で見たりしながら、ブログを書いています。



そんなことより・・と言ってくださる少数派と思われる皆さまにむけて、明日からの展覧会速報です。
本日どどっと荷物が届きました。
秋らしい深みのある色合いの器が並び、お肉や野菜がごろごろっとした、
時々くたっとした野菜もはいっているような、コトコト煮込んだ滋味深いスープをいただきたくなりました。


私が小さい頃、日常的に口にしていたスープといえばマクドナルドのコーンスープ(時々飲みたくなるのだけれど、今はもうないのが残念です)、コーンクリーム缶に牛乳をいれただけの少しえぐみを感じるコーンスープ、あとはお味噌汁ぐらいのものです。
器屋をやっていると、ものや食べ物を大切にする家に育ったんですね、などと言われますが、まったくの逆なんです、本当に。
おそらく私自身が初めて「スープ」の存在を意識したのは、アルプスの少女ハイジです。ハイジに出てくる白いスープ。きっと多くの女の子が憧れたあのスープ。
ものにあふれた時代に生まれた世代、非日常的のノスタルジックな色合いに憧れていたのでしょうか。




今回初の馬渡新平さんの刷毛目の器。田谷直子さんのルリやクリーム色の器。吉田直嗣さんの白い器。川合優さんのパン皿。どれも私たちの今の暮らしの中で使い込みたい器です。
私が何か語るよりも、皆さまにお手にとってゆっくりご覧いただけたらと思います。
今回は、おいしいものたちも仲間入りしていします。
1人でも多くの方へ、いつもより少しだけたのしい時間をお届けできたら嬉しいです。