2011・・・1st

明けましておめでとうございます。
今年も器を通して、1人ひとりの方に何か残っていくものをお伝えできればと思っております。
2011年もよろしくお願いいたします。



さて、街はまだお正月のにぎわいを残すなか、
空音では間もなく、小谷田潤 冬の器 展が始まります。
http://www.ku-ne.com/page/main/exhibition/1101/exhome.html
今回は、オーブンや直火にかけられる耐熱・耐火の器ばかりが並ぶ、
あたたかなイメージの展覧会です。
(DMはこれにちなみ、小谷田さんから頂いたアイデアを形にしたものです!)


耐熱・耐火の作家ものの器、というと、
「土鍋」の印象が強いですが、ここは小谷田さん。
土鍋といっても通常の大きめサイズから、1人用のミニサイズまで。
そして、火やオーブンにかけたおかずやお菓子を、
温かいままに食卓へ並べられる「耐熱皿」の数々。
冬の日の風景になじむ「土瓶」。
こんなものが欲しかったという私たちの思いを掘り起こしてくれるような、
いろいろなアイテムが小谷田さんから届く予定です。


耐熱・耐火の器というのは、
キッチンでは、普通の器よりも道具としての色合いが強くあって欲しい、
食卓では、工業製品の固さとは違った、作家ものの器らしい余白があって欲しい、
と思います。
特に土鍋は重さが気になるものが多いですが、
小谷田さんの土鍋の中では見た目よりも軽いのでキッチンでも扱いやすく、
(実際にお客様からも、想像より軽くてよかった、という声を頂きます)
また落ち着いた色とかたちの小谷田さんの器や鍋は、他の道具と一緒に使ってもなじみがよいです。


小谷田さんの土鍋を使いまだ数年ですが、
道具としての機能性と、作家ものの器としての良さというバランスがとれ、
不過足がない器だと思います。
そしておそらくこの作り手の通常の器以上に、
暮らしを見つめる作家の視点の据え方を一番感じて頂きやすいだろうと考えています。
きっとこれからも変わらない信頼の思いから、
ちょっと特別なカテゴリーである「耐熱・耐火の作家もの」を多くの方に使って頂けたらと思い、
今回の展覧会開催にこぎつけました。


展覧会中にお買い物頂いたお客さまへは、
小谷田さんの器を使ったおかずやお菓子のオリジナルミニレシピ集を差し上げます(数量限定)。
少し先の春の訪れを待ちながら、
温かな料理を囲む時間が一層たのしいものとなるお手伝いができれば嬉しいです。


マフラーをぐるぐる巻いて、暖かくお出かけくださいませ。
小谷田さんとともに、皆さまのお越しをお待ちしております。