器と関係ありそうで、関係ないこと

まだまだ冬とはいえ立春を過ぎ、
昼間は春の訪れを近くに感じられるようになってきましたね。





12月の冬至を過ぎてから日の出の時刻が遅くなり、
近頃の平日は、ちょうど朝焼けがきれいな時間に目覚めます。
秋口も同じ時間帯に朝焼けを迎えていたはずですが、
これから朝が暗くなっていく秋には目をとめていませんでした。
最近は、慌ただしい朝の時間に、
この朝焼けとともに東京の街の色が変化し動き出していくのを眺めるのは
清々しく気持ちがよいなと思っています。


今年の朝焼けを今までとちょっと違う印象的なものにしているのが、
東京スカイツリーでした。
ズームできないカメラで撮ったせいで小さいですが、
太陽の左がわに見える細長いあの、建造物です。


東京スカイツリーを「建造物」といっていいのかよくわかりません。
ある日突然遠くの街並みから頭を出し、
上へ上へと着実にのびていく東京スカイツリーの姿には、
一時までは自立した巨大生物のような不気味さがありました。
(たくさんの人たちの労力がかけられているのだから、
 遠景として見ている人にそう見えても当然といえます。)
ほとんど成長しきった今は、
遠くからでも圧倒させられるような揺るぎない存在感を放っています。


直接行ったことがなくても、いつも変わらずそこにあるもの。
東京スカイツリーもすでにそんな風に、
東京に住む人の心の端っこに何となくあるものになっているんじゃないかと
思ったりします。


*次の週末に販売するお菓子については、2月11日(金)にご案内します。おたのしみに。