4人の色

明日からの展覧会にむけて、
今日はたくさんの白い器が届きました。


器は新聞紙に丁寧にくるまれて、
段ボールに詰められてやってきます。
一人で1つ1つの器から新聞紙をはがしていくので、
今日は200点弱の器を手にした事になります。



くるみ役の新聞は、時々あれっと思い興味を惹かれます。
メインのページはニュースがたくさんで、
どのタイトルも知っているはず(べき)の事なのにどうもしらじらしい。
けれど別のページに読者の投稿や地方色の強い特集なんかがあると、
どこかで暮らす人の地に足のついた暮らしが想像され、
明るい気持ちになります。


今日一番のお気に入りは、
”子供に今日の給食は何だったかと聞いたら
「グラタンのみそ汁」という答えが返ってきました。
献立を見たら、クリームシチューと書いてありました。”
という投稿でした。
幸せってこんなことだなと思います。



そんなこんなで寄り道しながらの作業を経て、
展示もすっかり完了しました。
どうでしょうか?




写真を撮りながら、私はこの風景をまばゆく感じていました。
ぜひ5日間限定の白い世界をどうぞお見逃しなく。
作り手の器はそれぞれ目指すところが異なり、際立って感じられます。
白に感じる4人の色をおたのしみください。