梅雨どき空音

前回のブログのおまけなのですが。


器を使う人に何か感じて頂けるところがあるとしたら、
それは作り手の身体感覚を伴ったものだからだと考えています。


ネットではたくさん情報が得られるようになったけれど、
器のように、
存在する者同士の思いがけない関わり合いを実感できるものは、
数少ないものです。
しかも美術館や博物館の品々とは違い、
ずっと手元に置いておくことができる身近なもの。
作家ものの器と付き合っていると、
「手づくりのものがいい」というありきたりな範疇に収まりきらない、
もっと大きな力を感じます。



先週お店で、花器コーナーを作りました。
過ごしにくい梅雨時が、
ほんの少し楽しい時間になったらと思いを込めて。
今一番のお気に入りの一角です。
おいでの際は、ぜひゆっくり楽しんでいかれてください。