静かな週末

4月、空音のある早稲田の街はいつも以上に明るく、
エネルギッシュであると感じます。
若いエネルギー、いつの日かきっと誰もが放っていたもの。
ほろ苦く、羨ましく、微笑ましく、
いつの時代も変わらないものと思います。



2週間ぶりに、空音に穏やかな週末がやってきます。
今回は4月29日祝日がオープンの日です。
http://www.ku-ne.com/page/main/shop/shophome.html


田谷直子さんの灰釉のカップ&ソーサー。



2点入荷いたしました。
お茶を飲みながらゆっくり過ごせる時間の幸せが、
そのまま形になったような和やかさ。
とても愛おしく感じています。




今野安健さんの鉢。
今野さんらしいざっくりさ、でもどこか繊細。
ぜひお手元に置 いてみてください。





川口武亮さんのマグカップ2種。
ふわりとしながら、芯もあり。
ますます魅力の増している川口さんの作品です。




カウンター越しに見える景色も、少し初夏らしく。
連休初日、器とともによき時間を過ごして頂けたら、、と願っています。

次の土曜日もお待ちしております

偶然にも!という面白さもあった企画展「10のうつわ」、
7人の作り手の10点ずつ、本当に計70点のうつわだけでスタートしました。
土曜日12日も開催します。












お客様からさまざまな意味での反響をいただいております。
10のうつわとはいえ、本当はもっとあるんじゃないの?
10のうつわしかないなら、もう売り切れて何も展示してないのでは?
などなど期待や不安とともに、足を運んでいただきました。



この企画、そもそも他の大きなお店では、きっといろんな意味で成立しないと思うんです。
空音らしいミニマムな展示。
小さいお店であるぶん、
最後の日まで7人の作品を楽しめるだけのうつわがまだありますよ。




同じタイプのうつわを数揃えたいというご希望には応えきれないかもしれませんが、
週末、うつわを見ながらゆっくり過ごしたい方、
思いがけない1点との出会いに幸せを感じてくださる方に、
お届けできたらいいなと思います。
最終日は、12:00-17:00まで。
ぜひぜひ足をお運びくださいませ。

7×10 ?

明日からいよいよ、企画展「10のうつわ」が始まります。
久しぶりの展示にドタバタ、ワクワクしながら、初日を迎えます。




サイトでもご案内していますように、
今回は7人の作り手のみなさまに、10点ずつうつわを出品していただきます。
制約がある状況というのは、面白いと思います。
とはいえ今回、作り手の方々にけっこうな無茶振りをしたのかもしれません。
その分作り手の方々の個性や姿を存分に感じられそうです。




同じ1つのアイテムを、10の表情でみせてくれる作り手。
10の作品が集まって、1つの世界観をみせてくれる作り手。
10の作品それぞれが際立つ作り手。
さまざまとなりました。




今日はほんの遠景だけのご紹介です。
近景は、ぜひ明日からこの場所で。
みなさまの目それぞれに映る70のうつわをおたのしみください。

10のうつわ

日がずいぶん伸び、梅の花もほころび始めましたね。
また春の気配が感じられる頃となりました。



2週間後、とてもとても久しぶりの企画展を開催します。



通常、展示会というと作り手の方の作品がたくさん見られる場です。
たくさんの器が見られるというのは、足を運ばれるお客様にも嬉しいことだと思います。



ただ今回の空音での展示は、7人の作り手の方に10点ずつだけ出品をお願いしました。
好きな作家さんの器を10点しか見られないのか、と気持ちが遠のいてしまわれるかもしれない、とも思いました。



それでも、あえて10ずつ。
ものも情報もあふれた今の私たちの暮らし、
数を限定することで見えやすくなる、ものの側面があると考えたからです。



展覧会のために作品を送ってくださる作り手の皆さまも、
きっと思い思いに作り、また選んでくださるでしょう。
そう思うと、それぞれの器は生き生きとそこにあり、
小さな空間には豊かな世界が広がることでしょう。



3月5日土曜日より開催です。
どうぞたのしみにお待ちください。
私も皆さまと一緒に、10のうつわをたのしめることを心待ちにしています。

2016年 新しい景色


新しい年を迎え、だんだんと日常の景色に戻ってきました。




西本良太さんのアイスクリームスプーン(写真右上)、
アイスの棒(写真右下)、
各540円。
1年で一番寒い時期ですが、久しぶりに入荷しました。




本物を真似た作品(偽物)を通して、本物の良さを再発見できる。
けれど偽物のこの質の良さ。
本物がよく、偽物は悪い、といいきれない曖昧さを提示し、
既成概念をくずしてくれる作品です。




この作品を初めて拝見した時、
少なからず衝撃を受け、
私は面白いものに出会った嬉しさで、思わず小走りしそうでした。
日常の身の回りのものを、
アートとして仕立て直す視点の確かさが感じられます。



こちらの2点は、もちろん道具として使えます。
温かみがある、とまとめられがちな木を素材としながら、
クリアな雰囲気を持つのも西本さんの作品の魅力。
ぜひ店頭でもご覧ください。

今年最後のごあいさつ

街全体が年の瀬の雰囲気に包まれるようになってきたのを感じます。
皆さま、お変わりありませんか。




おかげさまで、先日我が子が1歳の誕生日を迎えました。
生まれてくれる前は、もっと穏やかな子どもとの暮らしを想像していました。
ですが、言葉を持たない子はよく泣くのが当たり前のことで、
1日中動き回る子どもと向き合うのは、驚くほど体力と気力がいるのですね。
ほんの少し目を離す間にハッとさせられるような気の抜けなさ。
その立場になってみないとわからなかった大変さを実感しています。





それでも、おもしろおかしな出来事で楽しませてくれたり、
気づかされることもたくさんです。
小さな身体で日々周りのものからさまざまな事を吸収しているらしい姿は愛らしく、
また人にもともと組み込まれている習得していく力に感心されたり。
絵本を読む時間も子どもから気づかされることの多いことのひとつ。
以前は当然ながら大人目線で時々絵本を選んでいましたが、
やはり子どもが好きな本は違う。
子どもの気に入った本を、飽きるまで読んでやるうち、
私自身も、言葉のリズムや音、絵の面白さが身に染みてゆき、
その本の魅力にいつの間にかはまっています。
まだ内容をわからない小さき者を惹きつける絵本の力もすごいし、
新しい楽しみになりました。




こんな感じで息子との時間を過ごしていると、
1日1日があっと言う間で、今日も何もできなかったなーと思う日々。
しばらくはこれぐらいのペースとなりそうですが、
来春3月には、2年ぶりの特別展示(企画展)も予定しています。




今年は明日が最後の営業日、本当に少ない営業日数となりましたが、
ありがとうございました。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

ひさびさ空音

東京もずいぶんと冷えるようになりましたね。
皆さまお変わりありませんか?




今月からお店を再開しました。
慣れない子どもとの暮らしで慌ただしく、
家ではうつわどころではなくなっていますが、
この場所だけは変わらずに、静かでゆっくり時間が流れています。
またこの場所で、皆さまと器をたのしんで過ごせるのを嬉しく思っています。




teteriaさんの茶葉も、届きました。




日々忙しくされている皆さまにも、
穏やかな時間を過ごしていただけますように。
お待ちしております。